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医療

一過性脳虚血発作を知ろう

一過性脳虚血発作は、脳の血管が一時的に詰まることで起こる病気で、脳卒中の一種です。脳の血管が詰まると、その部分の脳に血液が行き渡らなくなり、酸素や栄養が不足します。この状態を脳虚血といいます。一過性脳虚血発作の場合、この血管の詰まりは一時的なもので、数分から数時間、長くても24時間以内には自然に解消されます。血管が詰まっている間は、脳の働きが一時的に悪くなるため、様々な症状が現れます。手足のしびれや麻痺、ろれつが回らなくなる、言葉が出てこない、物が二重に見える、ふらつき、めまいなど、症状は人によって様々です。脳卒中と同じような症状が出ますが、一過性脳虚血発作の場合は、血管の詰まりが解消されると共に症状も消え、後遺症も残りません。このため、まるで脳卒中の前触れのような発作なので、ミニ脳卒中と呼ばれることもあります。しかし、一過性脳虚血発作は決して軽視してはいけません。一過性脳虚血発作を経験した人は、その後、本格的な脳卒中を起こす危険性が高いということが分かっています。一過性脳虚血発作は、大きな脳卒中の重要な警告サインなのです。ですから、たとえ症状が軽くても、すぐに医療機関を受診することが大切です。早期に発見し、適切な治療や予防策を講じることで、将来の脳卒中リスクを大幅に減らすことができます。もし、ご自身や周りの人が突然、手足のしびれや麻痺、ろれつが回らない、言葉が出てこないなどの症状を訴えた場合は、すぐに救急車を呼ぶなどして、一刻も早く医療機関を受診してください。
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