医療 コレラにご用心!集団感染を防ぐには?
コレラは、コレラ菌という小さな生き物によって起こる病気です。この小さな生き物は、汚れた水や食べ物を介して私たちの体の中に入り込み、お腹の中で毒素と呼ばれる悪い物質を作ります。この毒素が、激しい水のような便や吐き気を引き起こすのです。コレラの恐ろしいところは、適切な処置を受けないと、体の中の水分が急速に失われ、命に関わることです。特に、体の抵抗力が弱い赤ちゃんや小さなお子さん、そしてお年寄りは、症状が重くなりやすいので注意が必要です。コレラは、衛生状態が悪い地域でよく見られる病気ですが、近年は清潔な環境にある国々でも集団発生の報告があります。多くの人が一緒に生活する病院や高齢者施設、養護施設などは、一度発生するとあっという間に広がってしまうため、特に注意が必要です。コレラの感染経路は、汚れた水や食べ物を口にするだけではありません。感染した人の便や吐瀉物に触れた手で口を触ったり、調理器具などを介して間接的に触れることでも感染する可能性があります。そのため、コレラを予防するには、日頃から手洗いやうがいをしっかり行うことがとても大切です。石鹸を使って丁寧に手を洗い、流水でよくすすぎましょう。また、食べ物もきちんと加熱調理することで、コレラ菌を殺すことができます。もし、コレラの疑いがある場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。早期発見と適切な治療が、重症化を防ぐ鍵となります。
