医療 薬剤性無顆粒球症:知っておくべきこと
薬剤によって引き起こされる無顆粒球症は、薬剤性無顆粒球症と呼ばれ、血液中の顆粒球という大切な細胞が著しく減少する病気です。顆粒球は、白血球の一種で、細菌やカビなどの病原体から体を守る、いわば体の門番のような役割を担っています。この顆粒球が減ってしまうと、免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。薬剤性無顆粒球症になると、さまざまな症状が現れます。よく見られるのは、突然の発熱です。体温が急激に上がり、高熱が続くこともあります。また、のどの痛みや口の中に炎症が起こる口内炎、歯茎からの出血なども見られます。さらに、皮膚に細菌感染を起こし、赤みやかゆみ、痛みなどを伴うこともあります。これらの症状は、風邪の症状と似ているため、見逃してしまう場合もあるため注意が必要です。特に、新しい薬を飲み始めてから数週間以内に、発熱やのどの痛み、口内炎といった症状が現れた場合は、薬剤性無顆粒球症の可能性を疑い、すぐに医療機関を受診することが大切です。自己判断で薬の服用をやめたり、薬局で買った薬で対処しようとすると、症状が悪化したり、適切な診断と治療が遅れる可能性があります。そのため、必ず医師の指示に従って治療を受けるようにしてください。医師は、血液検査などを行い、顆粒球の数を調べ、原因となっている薬を特定します。そして、その薬の服用を中止したり、他の薬に変更したりするなど、適切な対応を行います。早期に発見し、適切な治療を行えば、多くの場合、回復が期待できます。
