疾病

記事数:(2)

介護保険

特定疾病と介護保険

介護保険制度は、原則として65歳以上の方が利用できる制度ですが、40歳から64歳の方も特定の病気にかかると、介護サービスを受けることができます。これを特定疾病といいます。特定疾病とは、若年性認知症、筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病関連疾患、脊髄小脳変性症、ハンチントン病、多系統萎縮症、プリオン病、進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、後縦靱帯骨化症、黄色靱帯骨化症、脊柱管狭窄症、早老症、糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、閉塞性動脈硬化症、慢性閉塞性肺疾患、両側の視力障害、人工関節置換術後の症状、がん末期など、厚生労働大臣が定める40歳以上65歳未満で介護が必要となる可能性の高い病気のことです。これらの病気は、慢性的に症状が進行し、日常生活に大きな影響を及ぼします。特定疾病に該当する方は、介護認定を受けることで、介護保険の様々なサービスを利用できます。例えば、自宅での介護を支援する訪問介護や、日帰りで施設に通い、入浴や食事などのサービスを受ける通所介護、短期間施設に宿泊して介護を受ける短期入所生活介護などがあります。これらのサービスを利用することで、本人の日常生活の負担を軽減し、家族の介護負担を軽減することも期待できます。また、特定疾病の方は、介護保険サービスを受ける際に、費用の自己負担が生じます。自己負担額は、所得に応じて1割から3割までとなっています。早期に適切な介護サービスを受けることは、病状の進行を遅らせ、生活の質を維持するために重要です。もし、ご自身やご家族が特定疾病に該当する可能性がある場合は、まずはお住まいの市区町村の介護保険担当窓口に相談することをお勧めします。窓口では、介護保険制度やサービス内容、申請手続きなどについて詳しく説明を受けることができます。また、介護に関する様々な相談にも応じてくれますので、一人で悩まずに、気軽に相談してみましょう。
医療

リハビリで未来へつなぐ健康

病気やけが、あるいは年を重ねることで衰えてしまった体の働きを、取り戻したり、維持したり、さらに良くしていくための取り組みを、リハビリテーションといいます。略してリハビリとも呼びます。リハビリでは、朝起きること、食事をすること、着替えをすることといった、毎日行う動作がスムーズにできるようにすることを目指します。しかし、それだけではありません。リハビリは、その人らしい暮らしを取り戻し、社会へ出ていくためのお手伝いもするのです。たとえば、足の骨折で入院した方を考えてみましょう。リハビリは、歩く練習をするだけではありません。家での生活を思い浮かべながら、階段の上り下りや、お風呂への出入りの練習も行います。また、仕事をしている方であれば、職場復帰に向けて必要な体の動きや、体力づくりのための運動も行います。そして、リハビリは体だけでなく、心のケアも大切にします。病気やけがで落ち込んでいる気持ちを和らげ、前向きな気持ちで社会復帰を目指せるように、担当の専門家がしっかりと寄り添い、支えていきます。このように、リハビリテーションとは、体の働きを良くすることだけを目的とするのではなく、その人の気持ちに寄り添い、その人らしい生活の実現を支える包括的な取り組みです。人生には、思いがけない出来事が起こることもあります。病気やけが、加齢による体の衰えなど、様々な困難に直面した時、その壁を乗り越え、より豊かな人生を送るためのかけがえのない方法として、リハビリテーションは重要な役割を果たしているのです。社会とのつながりを保ち、自分らしく生き生きと暮らしていくために、リハビリテーションは大きな力を発揮してくれるでしょう。
error: Content is protected !!