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医療

リハビリで未来へつなぐ健康

病気やけが、あるいは年を重ねることで衰えてしまった体の働きを、取り戻したり、維持したり、さらに良くしていくための取り組みを、リハビリテーションといいます。略してリハビリとも呼びます。リハビリでは、朝起きること、食事をすること、着替えをすることといった、毎日行う動作がスムーズにできるようにすることを目指します。しかし、それだけではありません。リハビリは、その人らしい暮らしを取り戻し、社会へ出ていくためのお手伝いもするのです。たとえば、足の骨折で入院した方を考えてみましょう。リハビリは、歩く練習をするだけではありません。家での生活を思い浮かべながら、階段の上り下りや、お風呂への出入りの練習も行います。また、仕事をしている方であれば、職場復帰に向けて必要な体の動きや、体力づくりのための運動も行います。そして、リハビリは体だけでなく、心のケアも大切にします。病気やけがで落ち込んでいる気持ちを和らげ、前向きな気持ちで社会復帰を目指せるように、担当の専門家がしっかりと寄り添い、支えていきます。このように、リハビリテーションとは、体の働きを良くすることだけを目的とするのではなく、その人の気持ちに寄り添い、その人らしい生活の実現を支える包括的な取り組みです。人生には、思いがけない出来事が起こることもあります。病気やけが、加齢による体の衰えなど、様々な困難に直面した時、その壁を乗り越え、より豊かな人生を送るためのかけがえのない方法として、リハビリテーションは重要な役割を果たしているのです。社会とのつながりを保ち、自分らしく生き生きと暮らしていくために、リハビリテーションは大きな力を発揮してくれるでしょう。
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