拡大家族

記事数:(1)

その他

核家族の高齢介護を考える

核家族とは、夫婦と、まだ結婚していないその子どもたちだけで暮らす家族のかたちのことを言います。子どもが結婚すると、新しい家庭が作られ、家族の単位が分かれます。かつては、親子二世代、あるいは三世代が一緒に暮らす拡大家族が主流でした。二世帯住宅や三世帯住宅で、おじいちゃん、おばあちゃん、両親、子どもたちが一つ屋根の下で生活を送る様子がよく見られました。しかし、戦後の高度経済成長期を境に、日本では核家族化が急速に進みました。人々が仕事を求めて都市部に集中し、生活のスタイルが変わり、一人ひとりの考え方も多様化していったことが、この流れを大きく後押ししました。都会では、住宅事情の問題もあり、大人数の家族が一緒に住むことが難しくなりました。また、核家族化は個人の自由や、他の人には立ち入られたくない空間を大切にする現代社会において、自然な流れとも言えます。それぞれが自分の生き方や生活リズムを尊重し、干渉しすぎない関係を求める傾向が強まってきました。しかし、核家族化は良い面ばかりではありません。特に高齢者の介護については、大きな影響が出ています。かつては、家で家族が介護を担うのが当たり前でした。しかし、核家族化が進み、共働き世帯が増える中で、家族だけで介護を続けることが難しくなっているのが現状です。子どもたちは仕事で忙しく、介護に十分な時間を割くことができません。核家族化によって、高齢者の孤独や孤立が深刻化しているという指摘もあります。高齢者の介護をどのように支えていくのか、社会全体で考えていく必要があるでしょう。
error: Content is protected !!