慢性骨髄性白血病

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医療

慢性骨髄性白血病:知っておくべき基礎知識

慢性骨髄性白血病は、血液にできるがんの一種です。体の中で血液を作る場所である骨髄で、白血球が異常に増えすぎてしまう病気です。この病気は遺伝子の異常が原因で起こります。私たちの体を作る設計図である遺伝子は、染色体と呼ばれる場所にしまわれています。慢性骨髄性白血病では、9番染色体と22番染色体の一部が入れ替わってしまいます。この入れ替わりによって、新しい遺伝子が作られますが、これが異常な白血球を増やす原因となります。この病気は名前の通り、進行が比較的ゆっくりであることが特徴です。しかし、「慢性」だからといって油断はできません。放置すると、急性白血病に変化する可能性があるからです。急性白血病は進行が非常に速く、命に関わることもあります。ですから、慢性骨髄性白血病でも早期発見と適切な治療がとても大切です。慢性骨髄性白血病は、子供から高齢者までどの年齢でも発症する可能性がありますが、特に高齢者で多く見られます。また、男性の方が女性より少しだけ発症しやすいという報告もあります。さらに、たばことの関係も指摘されており、たばこを吸う人は吸わない人に比べて、発症する危険性が高いと言われています。慢性骨髄性白血病は、自覚症状がないまま健康診断で見つかることも珍しくありません。しかし、病気が進むと、貧血によるだるさや微熱、体重が減るなどの症状が現れることがあります。また、脾臓(ひぞう)が腫れて大きくなることもあり、お腹が張ったり、痛みを感じたりする場合もあります。これらの症状は他の病気でも見られることがあるので、自分で判断せずに、必ず病院で検査を受けるようにしましょう。
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