その他 エゴグラムで自分を知る
心の状態を絵で表す方法の一つに、エゴグラムというものがあります。エゴグラムは、心のレントゲン写真のように、普段は意識しにくい心の状態を目に見えるようにしてくれる便利な道具です。どのようにして心の状態を絵にするのでしょうか。まず、紙の上に縦線と横線を引いて、グラフを作ります。縦線には心の元気の大きさを表します。元気いっぱいなら線は高く、元気がなければ線は低くなります。横線には、五つの心の状態を並べます。まるで家族のような五つの心の状態とは、「批判的な親」「養育的な親」「大人」「自由な子供」「順応した子供」です。それぞれの心の状態の大きさを棒グラフで表します。例えば、「批判的な親」の状態が強い人は、他の人を叱ったり、注意したりすることが多いでしょう。反対に「養育的な親」の状態が強い人は、他の人を優しく見守ったり、助けたりすることが多いでしょう。「大人」の状態が強い人は、冷静に物事を判断し、落ち着いて行動します。「自由な子供」の状態が強い人は、明るく元気で、やりたいことを思いっきりやります。「順応した子供」の状態が強い人は、周りの人に合わせたり、我慢したりすることが多いでしょう。このように、五つの心の状態の棒グラフの高低を見ることで、自分がどのような心の状態にあるのか、どの状態が強く、どの状態が弱いのかが一目でわかります。自分自身の性格や行動のくせを理解するだけでなく、他人との関係の中で自分がどのように振る舞うのか、どのような点に気をつければ良いのかを知ることもできます。エゴグラムは、まるで心の鏡のようです。自分自身をよく知り、より良い人間関係を築くために、ぜひエゴグラムを活用してみてください。
