内傷

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医療

見過ごさないで!内傷のサイン

内傷とは、体の外側には目立った傷や変化がないにも関わらず、体の中で不調が起きている状態を指します。まるで体の中に隠れた傷があるかのように、様々な症状が現れます。その症状は実に様々で、食欲がなくなり食事が美味しく感じられない、体が重だるく疲れやすい、吐き気がする、便通が乱れて便秘や下痢になる、お腹が痛むといった消化器系の症状をはじめ、頭がくらっとするめまい、心臓がドキドキする動悸、息苦しさを感じる息切れなども現れます。また、夜ぐっすり眠れない不眠や、漠然とした不安感、気分が落ち込む抑うつ気分といった心の不調も内傷の症状として現れることがあります。これらの症状は、一つだけ現れる場合もあれば、いくつか同時に現れる場合もあり、その程度も人それぞれ異なります。内傷の厄介な点は、風邪のように発熱や咳などの分かりやすい症状が現れないため、周囲の人から理解されにくいことです。「気のせいではないか」「大げさではないか」などと言われてしまい、本人も我慢してしまったり、症状を軽く見てしまいがちです。特にご高齢の方は、体の機能が年齢とともに自然と低下していくため、内傷のサインを見逃しやすくなります。加齢による変化と片付けてしまわず、いつもと様子が違う、と感じたら、早めに医療機関を受診することが大切です。日頃からご家族や周囲の方が、高齢者の様子をよく観察し、少しでも異変に気づいたら声をかけてあげましょう。内傷は早期に発見し、適切な治療を受けることで、重症化を防ぎ、健康な状態を保つことができます。
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