医療 亜急性肝炎:予後不良の肝疾患
亜急性肝炎とは、肝臓に炎症が起き、急性肝炎よりも長い期間、数週間から数か月かけて徐々に症状が悪化する病気です。急性肝炎のように急激に症状が現れるのではなく、時間をかけて重篤な状態へと進行していくのが特徴です。初期の症状は急性肝炎とよく似ており、発熱やだるさ、食欲が落ちたり、吐き気や嘔吐といった症状が現れます。また、皮膚や目が黄色くなる黄疸もみられます。これらの症状は風邪と間違えやすく、見過ごされる場合もあります。これらの初期症状が2~3週間ほど続いた後、病気がさらに進行すると、より深刻な症状が現れ始めます。意識が混濁したり、訳が分からなくなるといった精神神経症状や、お腹に水が溜まる腹水、黄疸がさらに濃くなる高度の黄疸、吐血や便に血が混じる消化管出血などがみられます。腹水がお腹に溜まると、お腹が膨れて苦しくなり、呼吸がしづらくなったり、食べ物の消化が悪くなったりします。高度の黄疸は、体の中の胆汁色素というものがうまく処理されずに溜まってしまうことで、皮膚や白目がより黄色く見える状態です。消化管出血は、食道や胃、腸などから出血することで起こり、命に関わる危険な状態です。これらの症状は、肝臓の働きが著しく低下しているサインです。亜急性肝炎は放っておくと命に関わる危険性が高い病気です。早期発見と適切な治療が非常に大切ですので、少しでも気になる症状があれば、早めに医療機関に相談することが重要です。
