医療 マイコプラズマ肺炎を知ろう
マイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマと呼ばれるとても小さな細菌によって起こる病気です。この細菌は、私たちが普段よく耳にする細菌とは少し違い、細胞壁と呼ばれる外側の硬い殻を持っていません。そのため、形が一定ではなく、まるでアメーバのように変化します。また、細胞壁がないことから、細菌を退治させるために使う薬の中には、効果がないものもあるため、治療が難しくなる場合もあります。このマイコプラズマ肺炎は、主に咳やくしゃみによって空気中に飛び散った小さな飛沫を吸い込むことで感染します。これを飛沫感染と言います。感染した人が咳やくしゃみをすると、肺炎マイコプラズマを含んだ小さな droplets が空気中に漂い、周りの人がそれを吸い込むことで感染が広がっていきます。そのため、学校や職場、家庭など、人がたくさん集まる場所で感染が広がりやすく、しばしば集団発生が見られます。特に、体の抵抗力が十分に育っていない子どもや、抵抗力が弱まっているお年寄りは感染しやすいため、注意が必要です。マイコプラズマ肺炎に感染しても、すぐに症状が現れるわけではありません。感染してから症状が現れるまでには、2週間から3週間程度の潜伏期間があります。この潜伏期間中は、自分が感染していることに気づかないまま、周りの人に病気をうつしてしまう可能性があります。そのため、咳などの症状が出ている場合は、早めに医師の診察を受けることが大切です。また、周りの人にうつさないように、マスクを着用するなど、感染予防に努めることも重要です。
